男と女が恋に落ちる瞬間がある。目と目が合った時にすべてが始まりふたりの世界が繋がりひとつになる。お互いがお互いにとっての運命の人。君と出会うために生まれてきたと感じる瞬間。その瞬間を探し続けてもう51年。まるで徳川の埋蔵金や、太平洋に沈む海賊船のお宝を探しているかのような大冒険。もう諦めてもいい年月が過ぎ去った。探しても探しても見つからない。こ本当にそんな奇跡の瞬間が訪れるのだろうか。私がそうだと感じても、相手もそうとは限らない。それでは意味がない。条件と諦めと惰性でしか相手を見てこなかったツケは確実にやってくる。恋をしてキラキラした時間なんて若い者だけの特権。おじさんおばさんが思い出したように不倫という名の恋をするのは人生を折り返して再び若さを取り戻そうとする足掻きみたいなもの。本当のキラキラを馬鹿にするなと言いたい。最近見た、記憶をなくした外科医のドラマの最終話に恋に落ちる瞬間が見事に描かれていて、これだよこれ、この瞬間のために人は生きて命すら投げ出せるんだと共感しまくったのですが、自分には訪れたことのないその瞬間に対する期待が膨らみすぎてもう手に負えなくなっているのです。どうせ恋ができないならもうAI搭載のラブドールでもいいかなとすら思っているのですが、実際にそんなものが中国によって作られたりしたら絶対に借金してでも買うし、むしろそっちの方が人間と恋なんかするより安心安全でいいんじゃないでしょうか。浮気されることもなく、梅毒に感染することもなく、ちょうどいい塩梅のツンデレな性格をインストールして安心の信頼関係の範囲内で私を振り回して欲しい。本当に君は小悪魔だなぁ、と言ってみたい。見た目が良くて小悪魔みたいな女が現実にいるとすれば、ちょっとレベルが高すぎてどうせホストか港区の社長にしか興味がないんだろうから、私なんかは視界に入るわけもなく、、いや、実際に見たことなんかないですけど。本当に存在するのですか?現実世界に。AVの中にしか存在しないんじゃないですか。かわいくて絶妙な痴女感を持った小悪魔的な女なんて、どうせ全部さもありって頭のおかしい奴が作り上げた虚構の存在なんですよ。こんな女いたらいいなって空想のキャラを作り上げたわけですよね。AVなんてすべて嘘ですから。松本いちかも実在しません。そんな私のどうでもいい話は置いておいて、おじさんがまたやってくれました。
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